トラブル続出!!結婚式の見積もり予算がどんどん上がるカラクリ
前回、結婚式の費用で予算オーバー
になりがちな5つの項目について
詳しく解説しました。
まだ読んでいない人はぜひ
ご覧になってみて下さい。
今回お話する内容がさらに
わかりやすくなります。
⇒お金がない!結婚式費用で予算オーバーになりがちな5つの項目
今日は結婚式の見積り予算が
どんどん上がってしまうカラクリを
元ブライダル業界人の私が
こっそり教えちゃおうと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
予算オーバーありき
いきなりのタイトル名に驚く
かもしれませんが、会場側が
はじめに出してくる見積書は
料理・衣装・演出・装花など
どの項目においてもその会場
で用意している最低料金で
組まれています。
そのため一番最初の打ち合わせ
で出してもらった見積書を見ると
思いのほか自分たちが考えている
予算通りか安いな、くらいに感じる
と思います。
しかし、最低料金プランというのは
間違いなく実際は貧相に見える
内容が多いので営業担当者
(担当ブライダルプランナー)と
打ち合わせを2回、3回と重ねる
うちに
自然と新郎新婦がワンランク、
ツーランク上のプランやオプション
を選ぶように出来ています。
つまり、極端な話最初から
予算オーバーするように
見積書が作られているのです。
最初に良いものを見せられる
これは、ブライダルフェアや見学会
試食会、初回の打ち合わせなど
で行われる会場側と営業担当者の
“夢を売る”戦略戦術ですが、
最初にその会場で行われる
最上級クラスのプラン、おもてなし
を見せられるとそれらの印象が
強く残ります。
そのため当然のことながら
基本プランでやりたいと思っても
ほぼ内容が異なるため予算内で
収めたいと思っている新郎新婦
は悩みますよね。
そこですかさず営業担当者から
「一生に一度の記念ですから」とか
「悪くはないんですが見る人によれば
ちょっとお式が寂しく見えちゃうかも
しれまんせね」などと言われると
新郎新婦はプロを信用して
ランクを上げる傾向にあります。
割引とオプション追加による混乱
どの会場でもプランの中で必ず
「割引」される項目が出てきます。
通常、家を買う時や車を買う時
にも何も交渉してないのに特別
に割り引かれるものってあります
よね?
何かよくわからないけど
「今だけサービス」。
結婚式の費用においても
同じく「割引」があります。
そうすると新郎新婦は
「じゃあ割引かれた分オプション
を付けようか」などと本来なら
不要なオプションにもかかわらず
追加してしまったりするケース
があります。
これも会場側の作戦で、
見積書が複雑になってくると
頭が混乱し
「最低限本当に必要なものは何か」
という判断が鈍ってしまうため
知らないうちに財布のひもが
緩んでいます。
金銭感覚のマヒ
これは、結婚式の費用に限りません
が例えば1万円の自転車と10万円
の自転車があった場合、私たちは
10万円の自転車を買うのに結構
悩みますよね?
フツ―に通勤通学で乗るだけなら
10万円の自転車なんて買わない
人の方が多いでしょう。
しかし、100万単位の大きい金額
の買い物をしているとプラス10万円
多くかかったところで大した金額に
感じないことがあります。
結婚式の見積書がどんどん
上がるカラクリには私たちの
金銭感覚のマヒがかなり
利用されていることは
否めないでしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回はあまり表に出てこない
見積書を例にした婚礼ビジネスの
カラクリについてお話しました。
金額に関して予算オーバーに
なることが心配ならば、一番
最初の打ち合わせ時に
「絶対300万円から出ないような
見積書を作って下さい」など
はっきり伝えましょう。
そして、しつこいくらいに一つ一つ
の項目について確認し、トラブル
のないよう準備を進めましょう。