はじめての仏前結婚式。参加するゲストの服装は喪服なの?
「仏前結婚式」
私も長くブライダル業界で仕事
をしていましたが、仏前結婚式
をホテルや式場で挙げたという人
に出会ったことがありません。
通常はお寺か自宅で行います。
おそらくほとんどの人が仏前結婚式
に出席したことがないと思います。
なぜかというとキリスト教式や
神前式のように神様の前で結婚
を誓うのではなく
自分の家の先祖代々が弔われ
ている仏様に結婚の報告を
するのが仏前式のため出席
するのは基本的に親族のみ
だからです。
しかし、新婦の親友などの立場
で招待されることもまれにあり
ゲストのこちらとしてはどんな
服装でいったらいいのか?
作法はどうするんだろう?など
悩みますよね。
そこで、今回は参加するゲスト
の立場から仏前結婚式を解説
したいと思います。
服装は喪服なの?
私たちは普段仏様と関わる
のがお葬式や法事が多く
そのようなときも喪服を着る
のが当たり前になっています。
なので仏様や喪服と聞くと御祝
とはかけ離れた気がしてしまう
ため結婚式であっても喪服で
行っていいのか?と考えるかと
思います。
しかし、喪服と呼んでいるものは
礼服であるため冠婚葬祭で着用
することができます。
男性の服装を例に挙げれば
お葬式のときはブラックスーツ
に黒いネクタイですが
あのスーツは略礼装という礼服の
一種なので結婚式のときはネクタイ
だけ白やグレーにすればOK
なんですね。
つまり、喪服と呼ばれる黒い礼服
で出席しても良いんです。
ちなみに新郎新婦はタキシード
やウエディングドレスを着ても
良いので
ゲストも派手な服装や露出の高い
ものでなければ女性なら通常の
結婚式に出席するときに着るような
ドレスで全然問題ありません。
数珠は必ず持っていく
そう、仏前結婚式で絶対に忘れて
はいけないもの。
それは数珠(じゅず)です。
念珠(ねんじゅ)ともいいますが意味
は同じです。
仏前結婚式では数珠の交換や
礼拝(らいはい)、お焼香をする
ので数珠は絶対に持っていない
といけません。
この辺がなんとなく違和感がある
と思いますが、あくまで仏様への
結婚報告が仏前結婚式の趣旨
なのでこれが正解です。
身なりで注意すること
仏前結婚式で注意しなければ
いけないのは前章でも言った
ようにお焼香をします。
そのため服にお香の香りが付着
してしまうことがありますので
レンタル衣装の場合は気を付け
たいですね。
またお香を炊いているので香り
の強い香水は付けていかない
ほうが良いです。
お香の香りと自分の香水が混ざって
周囲にいる人はたまりません。
仏前結婚式に限りませんが結婚式
に香りの強い香水は付けていかない
のがマナーです。