キレイになりたい!結婚式の和装の髪型に合う生花を選ぶポイント
「せっかく着物を着るんだから
髪に着けるヘッドドレスは
花にしたい」と希望される
お客さんも多く、
造花にするのか生花にするのか
で迷う人は結構いらっしゃいます。
造花の場合は、枯れなくて費用も
安いというのがメリットですが、
やはり本物である生花の美しさと
比べてしまうと断然生花の方が良く
感じさらに迷われてしまう方が多い
です。
そこで、今回は和装の髪型に合う
生花(本物の花)を選ぶポイント
についてご紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
和装に使う生花のヘッドドレスとは
ヘッドドレスとは髪を装飾する
ものであり、花以外にもティアラ
やクラウンなどがありますが
和装において生花のヘッドドレス
を付ける場合、花屋さんによって
どのように作られるのかというと
基本的に花1輪ずつにピンを
刺したり保水をするなど加工し、
パーツとして仕上げます。
そのパーツを美容師さんに渡し
セットしてもらうのが一般的な
流れです。
そのため、どんな種類の生花を
使いたいかなどの相談は
生花担当者(基本的に会場と
提携している花屋さん)と
打ち合わせをして決めます。
では、どんな花の種類を
選べばいいのでしょうか?
花屋さんのおすすめは重要
おすすめというと、なんだか
言いように勧められてる気も
するかと思いますが
必ずしもすべてがそうとは
限りません。
たしかに季節外の花よりも旬の花
の方が手に入りやすいなど業務上
の問題もありますが、
生花をヘッドドレスにする場合
加工しやすい種類だったり、
鮮度が長持ちしやすい種類など
であることが多く、花屋さんの
おすすめする中から決めると
間違いが少ないです。
季節の花から選ぶ
現在では花の生産技術や
輸送技術の進歩により
手に入れようと思えば夏に
咲くヒマワリでも真冬に手
に入れることはできます。
もちろんすべての種類の花
に当てはまらないためヘッド
ドレスの花を選ぶ際も基本的
にはその季節に容易に流通
している旬の花を選ぶことを
おすすめします。
大輪の花は限られている
ヘッドドレス用に加工しても
長持ちし、さらに和装に合う
花で大輪の花を探していくと
実際の生花では様々な理由
によって種類が限られてきます。
例えば、6月のジューンブライド
に旬のあじさいは最適ですが、
あじさいは水に浸かっていない
とすぐにクシュッと萎(しお)れて
しまったり
春のシャクヤクは開花した状態
が美しいのですが、開きやすく
一瞬にして花が落ちることが
あるため制作側として使用を
避ける傾向があります。
そのためこれらは実物
そっくりな造花を使うなどします。
和装に合う生花はコレ
【大輪】
- ダリア
ダリアには「黒蝶」「熱唱」など和名
の付いた品種も多く最も着物に
似合う大輪の花です。
- ユリ
純白の大輪品種である
「カサブランカ」を初めとした
オリエンタルユリは香りもあり
誰が見ても豪華さがわかる花です。
- マム(西洋菊)
和花の代表的な花といえば菊
ですが、和菊は仏花でもある
ため結婚式などの御祝い事
では使われません。
(大昔は関係なく使われていました)
しかし最近は「クラシックマム」など
と言われるオシャレな咲き方をする
西洋菊を結婚式などで使うことも
一般的になっており、着物との
相性は抜群です。
【中輪】
- バラ
バラは洋花の代表ですが、
色や和風なバラもあり使い方
によっては着物に合います。
1輪で付けるというよりは2~3輪
とその他小花を合わせて使うこと
が多く、ヘッドドレス用に加工して
も長く持つため一番使われている
花ではないでしょうか。
- トルコキキョウ(八重咲き)
八重咲きのトルコキキョウは
和の雰囲気を持ち合わせた
ボリュームと豪華さをもつ花で
バラと同じく加工しやすいのも
特徴です。
最近はバラよりも高価な花
として扱われています。
- マム(西洋菊)
西洋菊は大輪以外にもたくさん
の品種があり、真ん丸のピンポン
マムや小輪グリーンの品種など
その品種も着物に合わせやすい
のが特徴です。
いかがでしたでしょうか。
今回は結婚式の和装の髪型に合う
生花を選ぶポイントをご紹介して
きました。
和装の髪型に合う花選びは
花の好き嫌いだけでなく着物の色
とヘアスタイルに合うかどうかまで
考える必要があるため難しいです。
ですので、花屋さんや美容師さんなど
各担当者と納得いくまで打ち合わせ
をすることが大切です。またどんな
和装を着るかも最初に伝えておくと
いいですね。